手の痺れの原因は様々あります。
腕から手にかけての痺れや痛みは、とても辛いもので
コアラボにも多くご相談を頂く案件です。
手の痺れだから、頸椎の変形やヘルニアだけが原因ではありません。
斜角筋という筋肉が緊張すると、肩から手への痛みや痺れの原因になります。
これは斜角筋症候群
ひどくなると、寝る事さえ辛いくらい症状が悪化するので、早めに対処していくと良いでしょう。
この斜角筋症候群、姿勢を整えて、筋肉の状態を正常化する事でよくなります。
手や肩の痛みでお困りではありませんか?
器質的な疾患から来る症状以外は、姿勢や筋肉のバランスを良くすることで改善しますので
ご安心ください。
Contents
斜角筋症候群とは?
斜角筋症候群は、頸椎から肋骨に付着する筋肉です。細分化すると前斜角筋・中斜角筋・後斜角筋と3つあります。
このような筋肉の名前などは、学習している方以外は結構知られていないものです。
斜角筋は付着部での首の動きや肋骨の動きに大きく関与しています。
また重たい首を支える重要な筋肉の一つです。
この筋肉が過剰に緊張し、付近を通る血管や神経を圧迫してしまう症状を
斜角筋症候群と言います。
この斜角筋症候群は胸郭出口症候群の1つであり、胸郭出口症候群には
※肋鎖症候群
※小胸筋症候群
といったものもございます。
原発部位が違いますが、出てくる症状は似通っています。
なので、手の痺れや肩の痛みを見るときに、どこの部位でクラッシュしているかを確認する事も重要です。
何故、斜角筋症候群が起こるのだろう
斜角筋は前述したように、首を動かし頭を支えるとても重要な筋肉です。
日頃の悪姿勢により、斜角筋が過剰に緊張し、血管や神経を圧迫する事で手の痺れなどの症状を誘発します。
首を前に突き出すような姿勢
☑パソコンを長時間行う
☑スマホを長い時間見ている
☑運転時間が長い
☑首を傾けたままテレビなどを見ている
☑寝るときにうつ伏せで首を曲げて寝ている
などなど、首に対して負担をかける姿勢は
この斜角筋症候群の原因となります。
斜角筋症候群の対処法
痛みが強く出た場合は、湿布などをはっても効果がない場合が多いです。
相当強く痛みが出る場合があるので、病院で痛み止めを処方してもらうことも良いでしょう。
そして痛みをコントロールしながら、身体を元に戻していく必要があります。
姿勢を整える施術を受ける
手の痺れや腕の痛みなどの強い症状が出ると、とても辛くて、セルフケアをしている余裕もないかもしれません。
その際は、姿勢を整える施術を受けてください。
前述したように、日頃の悪姿勢が斜角筋症候群の大きな理由です。
斜角筋だけを緩めても、姿勢が元のままだと痛みがなかなか良くなりません。
まずは歪んで固まった悪い姿勢を良くする必要があります。
コアラボでも骨格や筋肉のバランスを整えて姿勢を改善しますので、ご相談下さい。
日頃の悪姿勢を作る習慣を変える
パソコンやスマホなどの悪姿勢を積極的に変える必要があります。
仕事が忙しい時でも、痛みが強くなりすぎると効率も悪く、下手したら仕事ができないくらい痛みが強く出る場合があります。
背中にクッションをいれたり、長時間のスマホの姿勢をやめたり、
テレビをみる姿勢を変えたり、
日頃固まっている姿勢を変えましょう。
首を温める
首、冷やしていませんか。
冬はもちろん冷えますが、夏も冷房により冷えます。
首を冷やすと、筋肉が緊張してきて斜角筋にダメージを与えます。
首は絶対に冷やさないようにしましょう。
症状が出る前、症状が出た後とわず、あまり首は冷やさない方が良いです。
暑いシャワーを首全体にしっかりとゆっくりと浴びせてあげましょう。
手の痺れや肩の痛みの原因である斜角筋症候群を良くしましょう
斜角筋、聞きなれない筋肉ですが、手の痺れの原因を考える上では絶対に外せない筋肉です。
この筋肉の問題は手の痺れ・肩の痛み・腕の痛みに繋がります。
しっかりと対処する事で、症状は緩和していきます。
日頃の習慣を気を付けて、症状が強く出てしまった場合は
早めに対処していく事が重要です。