こんにちはコアラボ八丁堀店の鈴木です。
カラダの疲れに関わりの高い「内臓のはたらき」
胃の調子が悪いと同時に背中の痛み、みぞおち周辺の痛みなどに悩まされた事ございませんか?
このような事を関連痛と言い、内臓の痛みが筋肉に投影されて痛みとして感じる事があります。
今日は内臓の働き、関連痛について簡単に説明をさせて頂きます。
Contents
各内臓の働き
肺のはたらき・・・
①血液に酸素を供給する
②不要な二酸化炭素を放出する
心臓から送られてくる血液に酸素を渡し、引き換えに二酸化炭素を受け取って、体外に吐き出す。
関連痛)頸部から肩周囲にかけて
心臓のはたらき・・・
全身に血液を送り出すポンプのようなはたらきをしています。
関連痛)左胸部から前腕内側。また左上背部にも現れます。
胃のはたらき・・・
①食べ物を胃液と混ぜて攪拌する
②食べ物を殺菌する
③食べ物を十二指腸での消化具合に合わせて一時的に貯蔵する
④食べ物を十二指腸に送り出す
関連痛)前面:みぞおち 後面:上背部
小腸のはたらき・・・
①栄養分を消化・吸収する
②水分を吸収する
体内で最も長い臓器!!成人でおよそ7〜8mもの長さをもつ消化管です。ただしカラダの中では長官の筋肉により3mほどに縮んでいます。
関連痛)お臍周辺
大腸のはたらき・・・
①水分を吸収する
②便をつくる
大腸は盲腸・結腸・直腸の3つの部分からなる。成人で1.5mの長さがあります。
小腸から大腸に移行する部分を「回盲弁」と言います。回猛勉より下を盲腸と呼び、先端に虫垂という突起があります。
関連痛)下腹部の中心あたりに現れます。小腸よりもやや下方に痛みを感じます。
虫垂のはたらき・・・
腸に免疫細胞を供給し腸内殺菌のバランスを保つ事。
関連痛)初期症状:右上腹部 その後ゆっくり時間をかけて右下下腹部に痛みが移動。
肝臓のはたらき・・・
①栄養分を活用できる形に分解・合成する
②グリコーゲンや脂肪を貯蔵する
③有害物質を解毒する
④胆汁を生産する
働きの中で最も大切なものが、摂取した栄養分の化学処理です。
関連痛)右頸部の肩上面にかけて、右上背部
胆嚢のはたらき・・・
①胆汁を濃縮して貯蔵する
②胆汁を必要に応じて排出する
※この後に十二指腸に送られ膵液と混ざり合って中和します。
※胆汁のはたらき・・・脂肪の消化吸収を助ける
※肝臓の後方に位置する。
関連痛)右上腹部
膵臓のはたらき・・・
①膵液を分泌する。膵液によって三大栄養素を消化。
②血糖値を調整するホルモンを分泌する。
※やや背中側(胃の裏側あたり)
関連痛)みぞおちより若干左側
腎臓のはたらき・・・
①カラダの水分と塩分の量を調整する
②血液中の余分な水分や老廃物を尿として作る臓器
③血中酸素濃度や血圧を調整する
関連痛)腹部周囲に現れる。背部に位置する臓器であるため「腰痛」の原因となりやすい。
その他
食道のはたらき・・・食べ物を胃におくる
十二指腸のはたらき・・・担汁や膵液を分泌し、食べ物を消化する
肛門のはたらき・・・便を排出する
脾臓のはたらき・・・リンパや血液系の気管。血液を濾過し、古くなった赤血球を破壊するほか、リンパ球を生産しています。
このように内臓の疲れがカラダ表面上に痛みとして出ている場合があります。腰が疲れたから腰だけをマッサージする、足が疲れたから足だけをマッサージするなどをしてもカラダの不調が整わない場合は様々な要因も視野に入れてみましょう。
最近食べ過ぎ、飲み過ぎ、内臓に負担かかっていませんか?お通じが悪い事が続いていませんか?内側からの調子も整えてあげることはカラダの疲れを取れやすくしてくれる1つの方法でもあります。
食事はしっかり噛んで、脂っこいもの、刺激物の取りすぎ偏った食生活は気をつけましょう。
食事生活が整ってくるとカラダも大分軽くなるかもしれません。